物忘れを防ぐ方法>顔の記憶が大きな役割をするのです。

「一度逢った事のある人の顔は忘れない」
と言う人は結構周りにいます。
その人たちは、名刺を見たり、携帯のメモリをみたら
その人の顔が浮かんでくるそうです。
私達は生きていくうえで、たくさんの人々と出会います。
しかしあまり意識して、その人の名前と顔を覚えようと
しませんよね。なんとなく知らないうちに覚えていませんか？

このことは、人にとって顔の記憶が他人を区別、認識するために
大きな役割をするために、顔を覚えるための
専門の領域を持っているからなのです。
他の動物で言うなら「嗅覚」です。他の動物はこの嗅覚を
発達させ敵、味方の区別や他の判断にも役立てます。
人は他の動物の嗅覚と同じ役割をするのに、顔の区別と言う
方法をとり、顔の記憶の機能を発達させてきました。

その機能が、側頭連合野にある顔細胞です。
ココが人の顔をみて、知ってる人か区別しているのです。
顔細胞は生後２週間くらいから発達していくので
母親が顔を近付けると喜ぶのは
キチンと母親だと認識できているという事です。